9月3日泉州電業の2020年10月期3Q決算が開示されました。
泉州電業はFA・機器・通信・電力、そして光ファイバ向けに電線の商社事業を行っています。
電線は伝導性が高くものづくりには欠かせない材料の一つです。
3Q業績と売上推移
短信サマリー情報の連結経営成績です。
今期は電線の主材料である銅の価格が前年同期と比較し下落したことが、売上高下落の一つの要因になっているようです。
売上高推移です。
統計情報
銅や同製品に関する統計はいろいろなところで公開されていますが、今回は鉱工業指数と銅の取引価格を取り上げて推移表を作成しました。
電線・ケーブルの出荷状況です。
※本記事掲載日時点の「鉱工業指数」(経済産業省)をもとに作成 https://www.meti.go.jp/statistics/index.html
こちらは銅の建値推移です。
※本記事掲載時点の「銅建値 月間平均推移」(JX金属株式会社ホームページ)を元に作成 https://www.nmm.jx-group.co.jp/cuprice/
経営トピック
配当は毎年増配となっていましたが、今期は70円で前期と同額の予想となっています。
以上、気になる会社の決算分析でした。
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