8月27日、DMG森精機の決算短信が開示されました。
DMG森精機は最大手の工作機械メーカーです。工作機械はモノを作るための機械、マザーマシンと呼ばれたりもします。
工作機械は今後AI、5G、IoTの活用で、ものづくり現場にイノベーションを起こせる業界の一つではないかと思っています。
連結経営成績です。
上期はコロナウイルス感染拡大防止のため展示会の開催を見合わせるなどの影響が出ています。ネットで買えるようなものでないのでオンラインでどのくらい製品を紹介できるかが重要になってくるのだと思います。
連結売上高の四半期推移です。
決算説明資料によると未検収の案件も増加した模様です。
工作機械の統計です。
工作機械が売れると周辺の消耗品もよく使用されます。
こちらは切削工具の統計です。やはり落ち込み方は工作機械同様です。
※切削工具の統計はダイヤモンド切削工具、その他のダイヤモンド工具、C(W)BN工具、その他の超硬工具を抽出
※本記事公開日現在の「経済産業省生産動態統計調査」(経済産業省)をもとに作成 https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/seidou/index.html
生産から売上計上までタイムラグがあるとすると3Q・4Qも厳しい状況がつづくのではないかと予想します。
短信発表同日に開示した同社の業績予想です。
短信に記載があるDMG森精機のモットー「よく遊び、よく学び、よく働く」は個人的にすごくいいなと思っています。
以上、気になる会社の決算分析でした。
コメント
[…] DMG森精機(6141)2020年12月期2Q決算 […]